高校野球地方大会は23日、京都翔英(京都)が終盤に得点を重ね、4強入り。10年ぶりの聖地を目指す京都翔英が巧みなバントで、2024年夏に全国制覇し、昨夏も8強入りした京都国際を切り崩した。
七回に一挙4得点
同点の七回、犠打も絡めて1点を勝ち越し、なおも一死一、三塁。9番谷口がサイン通り、2ボール2ストライクからスリーバントスクイズを仕掛けた。低いボール球に「腕でいかず、体を合わせることだけ意識した」としゃがみ込むようにバットを当て、意表をつかれた相手投手が処理にもたつく間に三塁走者が生還し、谷口もセーフとなった(記録は犠打野選)。相手の動揺を誘ってさらに2点を加え、この回一挙4得点した。
「つなぐ野球」の生命線
「つなぐ野球」を掲げるチームにとってバントは生命線だ。打順を問わず打撃練習は必ずバントから。夏に向けては、選手同士で「1球目で確実に決めるぞ」と声を掛け合い、さらに精度を磨いてきた。この日に決めた4犠打のうち、三つが得点に結びついた。
主将の藤井は「いつでも、誰でもバントができる準備をしている」と胸を張る。自慢の小技で、京都国際の3連覇を阻んでみせた。



