第108回全国高校野球選手権大会は9日、1回戦第5日を迎え、4試合が行われる。注目は、ともに終盤の競り合いに自信を持つ鳴門渦潮(徳島)と八王子実践(西東京)の一戦だ。
鳴門渦潮はエース西村が粘り強さ発揮
鳴門渦潮は右横手投げのエース西村大輝が徳島大会5試合をほとんど一人で投げきった。ピンチで粘り強さを発揮するタフさが持ち味だ。
対する初出場の八王子実践は140キロの直球を投げる奥山慎太郎と塚原翔太をそろえる。西東京大会決勝は継投で1点リードを守り、手ごたえを得た。
新田―花巻東は機動力が焦点
新田(愛媛)―花巻東(岩手)は、5季連続出場の花巻東の経験値が強みだ。鋭い変化球を投げる左腕萬谷堅心は岩手大会で計13回を投げて無失点。智弁和歌山相手に1失点完投した昨夏から、さらに安定感が増した。
対する新田は今春の四国大会王者で、今夏の愛媛大会は打線活発でチーム打率は4割を超える。牽制のうまい萬谷に対し、5試合計15盗塁の機動力がどれほど使えるかが焦点だ。
岡山学芸館―鳥取城北は接戦に持ち込めるか
鳥取勢として12年ぶりの勝利がかかる鳥取城北が優勢とみる。打率9割1分7厘を誇る4番宮野快生ら中軸が好調で、着実に先取点を奪いたい。エース右腕、下浦一心は140キロ超の速球を持つ。
岡山学芸館は、岡山大会で4試合連続で1点差を制した勝負強さが売りだ。左腕田路惣一朗は全国16強入りした昨夏を知る。接戦に持ち込めば勝機が見える。
中京―霞ケ浦は速球自慢のエース対決
中京(岐阜)―霞ケ浦(茨城)は、ともに140キロ台後半の速球を誇るエース右腕の出来が鍵を握る。
中京の鈴木悠悟は高校日本代表候補の一人で、変化球も切れる。岐阜大会は23回で28三振を奪った。1番打者で主将の角谷将が打線を引っ張る。
霞ケ浦の稲山幸汰は制球力が抜群だ。左腕小林将大に先発を託した茨城大会決勝のように、ロングリリーフでの起用も考えられる。



