青森山田、逆転サヨナラ勝ちで夏の甲子園出場決める
青森山田、逆転サヨナラ勝ちで夏の甲子園へ

第108回全国高校野球選手権県大会は22日、弘前市のはるか夢球場で決勝が行われ、青森山田が5―4で弘前学院聖愛に逆転勝ちし、2年ぶり13度目の夏の甲子園出場を決めた。夏の甲子園は8月5日に開幕し、22日に決勝が行われる。組み合わせ抽選は1日にオンラインで行われる。

リードされた青森山田が終盤に追いつき、延長タイブレイクにもつれ込む接戦を制した。3点を追う七回二死から坂本、川久保、稲見の3連続安打で同点とし、延長十回一死満塁で田中の犠飛でサヨナラ勝ちした。エース川久保は三回途中から登板し、101球で6奪三振、2四球、1失点の好投を見せた。

弘前学院聖愛、先制もあと一歩及ばず

弘前学院聖愛は二回、葛西の適時二塁打などで2点を先制。三回、七回も加点したが、同点とされてからあと1本が出なかった。

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稲見の同点打が流れを呼ぶ

今春の王者・青森山田と昨夏を制した弘前学院聖愛が争った決勝。劣勢の中、青森山田の2番・稲見抱夢選手(2年)の一振りに走者が力走で応え、終盤で流れを引き戻した。

3点のビハインドを背負っても、ベンチは活気に満ちていた。「守備でリズムをつけて攻撃に移るのが山田の野球」と兜森崇朗監督。守りで五回は相手の上位打線を三者凡退、続く六回を無失点で切り抜け、スイッチが入った。

七回、2点差に追い上げ、なおも二死二、三塁。「チームのために、ここで必ず打つ」。バットを短く持った稲見選手が4球目の直球を打ち返すと、ライナー性の打球は中堅へ。二塁走者の川久保昂直選手(3年)を三塁で止めるか、本塁に行かせるか。三塁コーチの斎藤大河選手(2年)は、向かってくる川久保選手の鬼気迫る表情を見て、「川久保さんは俊足だ。絶対に間に合う」と腕を振り回した。頭から本塁に滑り込み同点とすると、川久保選手は左腕を突き上げ、雄たけびを上げた。

「青森山田は連係で戦うチーム。全員野球で勝てた」。苦しい展開を全員ではね返し、稲見選手は胸を張った。

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