学研、ジリ貧から介護事業トップに大復活した戦略
学研、ジリ貧から介護事業トップに大復活した戦略

学研は、出版事業の赤字に苦しみながらも、介護事業への投資とM&A戦略で成長を遂げ、国内トップの地位を確立した。宮原博昭社長は、出版点数を減らさずにブランドを維持する手法を選んだ。

出版事業の赤字と撤退寸前からの復活

学研の出版事業は、6億円の赤字を計上し、撤退寸前まで追い込まれた。少子化やデジタル化の影響で多くの出版社が点数削減を進める中、宮原社長は逆に出版点数を減らさなかった。その背景には、出版事業を単なる収益基盤ではなく、「学研ブランド」そのものと捉える考えがあった。

介護事業への投資と両利きの成長

介護事業への投資が軌道に乗り始める一方で、宮原社長は教育・出版事業との両立を図った。M&Aによって異なる組織文化を持つ企業がグループに加わる中、既存事業と新規事業をどのように両立させたのかが鍵となった。

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学研は、認知症ケア大手のグループホーム企業をM&Aで取り込み、介護事業で国内トップまで成長した。『地球の歩き方』と『ムー』の融合など、M&Aがもたらしたシナジーも話題となった。

今後の展望と社会課題への取り組み

学研は、「事業」ではなく「社会課題」を見つめる姿勢を強調し、次の成長戦略を模索している。宮原社長は「出版点数は減らさなかった」と語り、ブランド維持へのこだわりを示した。

学研は、出版事業の赤字を乗り越え、介護事業での成功を基盤に、今後も成長を続ける方針だ。自ら信じる灯を掲げて進む姿勢が、復活の原動力となった。

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