全国高校総体(インターハイ)は1日、新たにソフトテニス女子とカヌー、弓道が始まり、計11競技が6府県で行われた。バスケットボール女子準決勝では、東海大福岡が前年優勝の桜花学園(愛知)を61―49で下し、決勝進出を決めた。男子の福岡大大濠も激闘を制し、決勝に駒を進めた。
工藤結心、攻守で存在感
勝利の立役者となったのが、工藤結心選手だ。得意の3ポイントシュートを含む13得点に加え、守備では積極的にパスカットを狙って相手にプレッシャーを与え続けた。堅いチームディフェンスが機能し、屈指の得点力を誇る前回王者をロースコアに抑え込んだ。
バスケを始めたのは成り行きだったという。「小学生の時に友だちの誘いで体験会に行ってみたのが最初で、中学でも趣味くらいのつもりだった。でも、きつい練習を乗り越えて勝つのが楽しくなってきて」。華やかな個人技よりも泥臭いチームプレーに憧れを抱き、組織的な守備が持ち味の東海大福岡に進学した。
「全力を出し切ります」
試合終盤まで足を動かせる体力をつけるため、普段の練習はいつも全力ダッシュで追い込んでから始まる。「どんな学校よりもきつい練習を重ねてきた自信がある」。その言葉を裏付けるように、この日の準決勝は豊富な運動量で攻守ともに相手を圧倒し続けた。
「私たちはチャレンジャーの立場。過去の先輩たちから積み上げてきた思いを結果につなげられるように、決勝戦も全力を出し切ります」。柔らかな表情の向こう側からは、隠しきれない闘志が顔をのぞかせていた。



