全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は28日、バスケットボールが始まり、男子1回戦で国学院久我山(東京)が初戦を突破した。鋭いドリブルで敵陣に切り込む菅匠之介選手(2年)が躍動し、一人で20点超を挙げた。
小さな体で大きな存在感
身長1メートル80と高校バスケ界では大きくないが、相手を置き去りにする鋭いドリブルが持ち味。ピンク色のシューズでコートを駆け抜け、この日はチームの勝利に貢献した。
昨年の総体は1点差で1回戦敗退。1年生ながら約20分出場した菅選手だったが、「大舞台に慣れておらず、ほとんど何もできなかった」と振り返る。その悔しさをばねに、日々の練習に打ち込んできた。
通学時間も活用
毎日、埼玉県から1時間半かけて通学する。「この時間で差をつけられないように」と、電車内では米プロリーグ・NBAの試合動画を研究。相手選手の反応や攻略法を細かく分析し、「使える知識」として吸収している。
酒井良幸監督は「クレバーで落ち着いて周囲を見ながら、自分でも体を張れる選手」と信頼を寄せる。
目指すはその先
まずは1勝。しかし、菅選手の目標はその先にある。「相手は強い学校ばかり。悔いのないよう、勝っていく」。冷静な口調の奥には、熱い闘志が宿っていた。



