松江商女子バスケットボール部の主将・伊藤愛琉(3年)は、7月上旬に左膝の前十字靭帯を断裂した。インターハイに出場できない悔しさを抱えながらも、練習で大きな声を出し、仲間を励まし続けた。
コーチの決断とチームの奮起
雑賀勇太コーチは伊藤主将を大会のエントリーメンバーに登録。1回戦は他の選手が奮闘し、「2回戦で主将を1秒でもコートに立たせる」と2回戦進出を決めた。
最後の13秒間
2回戦の相手は昨年の覇者・桜花学園(愛知)。試合前に後輩から「必ずパスを回します」と言われた伊藤主将は、試合終了13秒前にコートに立った。スローインからの最後のプレーでボールが回り、シュートを放ったがリングの上を越えた。試合は99-21で敗れた。伊藤主将は「最高の仲間と最高の舞台で、最高の相手と戦えた。一生忘れられない13秒間だった」と涙を流した。



