和歌山市、リチウムイオン電池火災急増で回収場所を大幅拡充へ
和歌山市、LIB火災急増で回収場所を大幅拡充

リチウムイオン電池火災の急増で和歌山市が対策強化

スマートフォンやモバイルバッテリー、電動工具などに広く使用されているリチウムイオン電池(LIB)を原因とする火災が全国的に増加する中、和歌山市は4月1日から回収場所を大幅に拡充する方針を明らかにしました。市消防局のデータによると、LIB関連の火災は深刻な状況にあり、市民への注意喚起と適切な廃棄方法の徹底が求められています。

全国で急増するLIB火災の実態

市消防局の調査によると、リチウムイオン電池を原因とする全国の火災件数は、2022年には762件でしたが、2024年には1162件と約1.5倍に急増しています。和歌山市内においても、2025年のLIB関連火災は過去最多の8件を記録し、地域でも同様の傾向が顕著になっています。

発火の原因は多岐にわたりますが、電池を搭載する機器への外部からの衝撃高温環境下での使用が主な要因として挙げられています。さらに、安価で入手しやすい非純正バッテリーの使用も火災リスクを高めていると指摘されています。

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回収場所を大幅に拡大する新たな取り組み

これまで和歌山市では、リチウムイオン電池の回収場所が収集センターの北・西各事務所や青岸清掃センターなどに限られていました。しかし、4月1日からは以下の施設に回収場所を新設し、市民の利便性を大幅に向上させます。

  • 支所および連絡所:計42施設
  • コミュニティセンター:8施設
  • 市役所6階の廃棄物対策課

回収対象となるのは、LIBを含む小型充電式電池モバイルバッテリー乾電池などです。一方で、車やバイクのバッテリー、製品と分離できないLIB、ポータブル電源などは回収できないため、注意が必要です。

市民への具体的な注意喚起

市消防局の担当者は、電池部分の膨張や充電に時間がかかるなどの異常を感じた場合、直ちに使用を中止するよう強く呼びかけています。さらに、「使用中でなくても圧力がかかれば発火する恐れがあるため、決して一般ゴミとして廃棄しないでください」と強調しています。

この取り組みは、LIB火災の防止と市民の安全確保を目的としており、適切な廃棄方法の普及が期待されています。和歌山市は今後も、火災予防に向けた啓発活動を継続していく方針です。

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