28日に発生した熊本地震で最大震度7を観測した熊本県宇城市では、避難所となっている施設で猛暑の中、エアコンが使えず避難者が熱中症の危険にさらされている。
避難所の過酷な環境
宇城市役所横の「ウイングまつばせ」には400人以上が避難している。29日午前10時半、小川防災拠点センターを訪れると、近くに住む西令子さん(86)が「熱中症になってしまいそう」と、もらったうちわであおぎながら暑さをしのいでいた。
避難所は28日夕の発災直後に開設されたが、地震による停電でエアコンが作動しなかった。数百人が床に毛布を敷いて雑魚寝し、西さんは「暑くて一睡もできなかった」と話す。
発電機も燃料切れ
29日午前11時ごろ、九州電力の発電機車が到着しエアコンが動き始めたが、燃料の重油が切れて止まる時間帯もあった。この日も市内の気温は35度を超えた。市の担当者は「引き続き使えるよう九電に要請しているが、先行きは見通せない」と述べた。



