熊本県で28日夜に発生した震度7の地震により、多数の家屋が損壊した。被災者は避難所や車中泊で不安な一夜を過ごし、29日午前も交通やライフラインの寸断が続いている。停電は3万4690戸、断水は5万7000戸に上っている。
避難所の状況
熊本県によると、29日午前9時半現在、県内465か所で避難所が開設され、9872人が避難している。震度7を記録した宇城市では、市役所近くの避難所に午前10時時点で約190組約420人が身を寄せた。シートや毛布を敷いた床の上に高齢者や家族連れらが座り、テレビのニュースを心配そうに見つめたり、携帯電話で連絡を取ったりしていた。
被災者の声
28日夜に家族で避難してきた宇城市のパート従業員(46)は「避難所に来てからも揺れがあり、2歳の娘は怖がって夜中3時頃まで寝られなかった。睡眠不足が続けば体調も不安。風呂に入れないのも衛生面が心配で、早くライフラインが復旧してほしい。自宅に戻りたい」と話した。
震度6強となった八代市で自宅が倒壊し、29日朝から市役所の避難所に身を寄せる同市の女性(76)は「家を片付けたいが、暑いので夜まで体を休めたい」と疲れた様子を見せた。



