熊本県で28日夕方に最大震度7を観測した「令和8年熊本地震」で、県は29日、爆発が起きた商業施設「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)で2人、甲佐町で1人の計3人の死亡を確認したと発表した。心肺停止は5人。連絡を取れていない人が少なくとも7人いるといい、被害はさらに拡大する恐れがある。猛暑日に迫る暑さが予想される中、約1万人が避難所に身を寄せている。
イオンモール熊本の爆発と救助
県などによると、29日午前9時半時点で、イオンモール熊本では8人が救助された。いずれも20歳代の女性2人が死亡し、1人が心肺停止、5人が中等症や軽症という。ほかに安否不明者がいる可能性がある。また、甲佐町の工場で屋根の鉄骨部分が落下して1人が亡くなった。
日本製紙八代工場でも被害
地震で煙突が折れた同県八代市の日本製紙八代工場では、閉じ込められた11人のうち、2人が心肺停止の状態で搬送された。2人が重症で、残る7人は依然として連絡が取れていない。これまでに把握できた人的被害は少なくとも39人に上るという。
余震と今後の注意
気象庁によると、最大震度7の地震が起きた28日夕以降、震源周辺で震度1以上の地震が168回(29日午前9時現在)観測された。うち、震度5弱は3回、震度4は11回だった。同庁は「揺れの強かった地域では1週間程度は最大震度7の地震に注意してほしい」としている。熊本県の木村敬知事は29日午前の災害対策本部会議で、「(死者は)3人でとどまらないという覚悟をしないといけない」と述べた。



