線状降水帯が北陸地方を襲った27日、石川県や富山県では各地で川があふれ、孤立集落も生じた。住民らは「水が引くことを祈るしかない」と、不安を口にした。
羽咋市で道路冠水、住民が泥水かき出し
能登半島の「付け根」にあたる石川県羽咋市。会社員横山和彦さん(71)は昼すぎ、自宅の車庫にたまった泥水をかき出していた。午前5時半に起きたとき、目の前の道路は冠水し、ひざの高さまで達していたという。
玄関先にある鉢植えが流され、「家の中まで入ってくるかと思った」と話す。
中能登町でも川があふれ、JR七尾線に被害
北隣の中能登町でも、住宅街を流れる川があふれだした。土砂の迫った家に住む男性(69)は「昨夜は雷が『どかんどかん』と鳴り、朝になってみるとこんな状態だった」と疲れた様子で話した。
町内のJR七尾線金丸駅では、土台が削られ線路が浮いた状態になった。石川県警の機動隊員が救命ボートを携えて救助に向かう姿も確認された。



