「親でもないくせに」に継親が怒る理由 再婚家庭の子育て難題
「親でもないくせに」に継親が怒る理由

継親と子の関係はなぜ難しい?

結婚するカップルの4組に1組は再婚という現代。親の再婚相手やパートナーと生活を共にする子どもたちは大勢いる。しかし、継親子関係を含む「ステップファミリー」は初婚家族とは異なり、一方の親は子どもと血縁がなく、一緒に過ごした時間や経験も乏しい。一緒に暮らし始めると、継親と子どもの関係がぎくしゃくするのはむしろ当たり前のことだ。

じっくり時間をかけて良好な関係を築く再婚家庭も多いが、子どもの「親」になろうとした大人が思い通りにならない関係に腹を立て、子どもに手をかけてしまう事件も起きている。

中途養育者の孤立

継親と子どもの関係が難しい理由について、中途養育者の支援を続ける町田彰秀さん(63)は「継親は子どもの『以前』を知らない」と指摘する。町田さんは自身も親族の子どもを育てた経験を持ち、最近は中途養育者の孤立を防ぐための居場所「ぴあサロン104」を立ち上げた。

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町田さんによると、継親は「親にならなければ」というプレッシャーに駆られがちで、それがかえって関係を悪化させるという。「親でもないくせに」という子どもの一言に継親がイラッとする背景には、血縁がないがゆえの不安や、育て方への自信のなさがある。

「周囲に明らかにする」ことから始める

町田さんは解決策として、まず「周囲に明らかにする」ことの重要性を強調する。ステップファミリーであることを隠さず、学校や地域に伝えることで理解を得やすくなるという。また、悩んだときの相談場所の見つけ方として、専門の支援団体やオンラインコミュニティを活用することを勧めている。

再婚家庭での子育ては、血縁よりも「中途養育者」という立場の難しさが深刻だ。時間をかけ、無理に親になろうとせず、信頼関係を築くことが重要だと町田さんは語る。

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