文部科学省が4月に実施した令和8年度全国学力・学習状況調査(学力テスト)で、和歌山県教育委員会は県内公立小中学校の結果を発表した。小6は国語と算数、中3は国語と数学、英語で実施された。
平均正答率を全国平均と比べると、小6は国語で上回り、算数は同程度。中3は問題形式が変わった平成31年以降(令和2年は新型コロナ禍で実施見送り)、7年連続で全国平均をすべて下回った。
小6は国語で全国上回る
テストには、県内の公立小学校など218校の小6約6350人、公立中学校108校などの中3約5990人が参加した。
小6の平均正答率は国語が62%(全国平均61%)、算数が56%(同56%)。問題への無解答率は、国語2.0%(同3.4%)、算数2.0%(同3.2%)と、いずれも少なかった。
県教委は国語で「知識および技能」、算数で「データ活用の領域」の面で「授業改善の成果が表れている」と評価した。
中3は全教科で全国下回る
中3の平均正答率は国語が60%(同64%)、数学が54%(同57%)。英語は「500」を基準とするIRT方式の集計で、県は「487」と全国平均を12ポイント下回った。
平成31年からの平均正答率をみても、国語でマイナス3~マイナス4ポイント、数学でマイナス1~マイナス3ポイントの差が続く。問題への無解答率は国語では6.0%(全国平均4.9%)、数学では11.8%(同10.4%)、英語で4.7%(同3.4%)と、全国に比べていずれも高くなっている。
県教委は「学習活動の充実など授業改善が必要」と話した。
スマホ依存と学習習慣の課題
一方、学習状況などに関する質問調査では、スマホでのSNSや動画視聴(ゲームの使用除く)について「3時間以上」と回答したのは、小6で41.2%(全国平均37.6%)、中3で59.6%(同49.6%)と、いずれも全国より高い。
また、「授業時間以外に1日当たりどれくらいの時間、勉強をするか」の質問に「全くしない」と、小6の7.0%(同5.7%)、中3の10.9%(同6.9%)が回答。いずれも全国より高く、中学では差が拡大した。
県教委は「学習習慣の確立に向け、生徒に貸与しているタブレット端末への学習ソフト配信などで、家庭での学習の習慣化を目指したい」と述べた。



