544校を対象にした総合評価ランキング
東洋経済は2026年版「本当に強い大学ランキング」を発表した。対象は全国の大学544校で、比較可能な定量データを用いて13の指標で総合評価した。ランキングは2006年からほぼ同じ方式で継続されており、今年は主要大学についてはアンケート回答の有無にかかわらず対象に含めた。
ランキングは4つの力(教育・研究力、就職力、財務力、国際力)を評価。各指標を偏差値化し、平均値を総合ポイントとした。株式会社立大学や大学院大学などは対象外。
東京大学が連続1位、科研費215.4億円が最多
1位は東京大学で、ランキング開始以来連続1位を維持。科研費は215.4億円と最多で、役員数や外国人学生比率、海外留学協定校数でも高いポイントを獲得した。ただし、2025年以降に大学院医学系研究科の教授ら2人が収賄容疑で逮捕・起訴される不祥事が発生し、コンプライアンス強化が課題となっている。
2位は早稲田大学。海外留学協定校数587校は全体2位、外国人教員比率13.5%と国際力で高評価。入学定員倍率11.7倍も高い。3位は慶應義塾大学で、役員数1593人がトップ、科研費34.4億円は私立最大。教育投資率や400社就職率も高かった。
4位以下: 京都大学、東北大学、大阪大学が続く
4位は京都大学で科研費139億円(東大に次ぐ)。5位は初の国際卓越研究大学に選定された東北大学。6位は大阪大学でバランスよく高評価。7位は名古屋大学で昨年から順位を1つ上げ、400社就職率が高い。8位は豊田工業大学(トヨタ自動車創設)で、400社就職率トップ、自己資本比率も高い。9位九州大学、10位北海道大学と続き、上位10位内は国立7校、私立3校と国立優位の構図は変わらない。未回答大学のトップは63位の東京科学大学。
各指標の詳細: 教育・研究力は「教育投資率」「科研費」「教員1人当たり学生数」の3指標。就職力は「実就職率」「上場企業役員数」「有名企業400社への就職率」。財務力は「総志願者数/入学定員倍率」「経常利益率」「自己努力収入比率」「自己資本比率」。国際力は「外国人学生比率」「海外留学協定校数」「外国人教員比率」。



