東京都教育委員会は2025年度から、都立高校の校則を大幅に見直し、下着の色指定や髪型の規定など、一部の細かなルールを廃止する方針を固めた。生徒の自己決定権を尊重し、多様性を認める教育環境を整える狙いがある。
見直しの背景と内容
今回の見直しは、都内の約200校ある都立高校に適用される。具体的には、下着の色を白やベージュなどに限定する規定や、髪型をツーブロック禁止などとするルールを撤廃する。また、スカート丈の長さや靴下の色などの服装規定も緩和される見通しだ。
東京都教育委員会の担当者は「生徒一人ひとりの個性や多様性を尊重し、自己決定できる力を育むことが重要だ」と説明。近年、校則の合理性や人権侵害の指摘が相次いでおり、全国的に見直しの動きが広がっている。
生徒や保護者の反応
都内の高校生からは「これまでなぜ下着の色が決められていたのか疑問だった。自由になってうれしい」と歓迎する声が上がる一方、保護者からは「ルールがなくなりすぎると学校の秩序が乱れるのではないか」と懸念する意見も出ている。
全国的な動き
東京都の決定は、他の自治体にも影響を与える可能性がある。文部科学省も2022年から校則の見直しを促す通知を出しており、各地で下着や髪型の規定を廃止する動きが進んでいる。例えば、大阪府や福岡県の一部の公立高校でも同様の改定が行われている。



