文部科学省が実施した2026年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、県内の小学6年は、国語、算数とも平均正答数が全国平均と同じだった。一方、中学3年は国語、数学で全国平均よりも低く、学力推定のために個別に問題を組み合わせる「IRT(項目反応理論)」方式で行われた英語も、スコアは全国平均を下回っていた。
参加校と人数
県教育委員会が結果の概要を公表した。全国学力テストは県内の公立小177校、中学92校などの計約1万7500人が参加した。
小学校の結果
小学校の平均正答数は、国語(13問)で7.9問、算数(16問)は9.0問で、前年度同様に全国(公立)の平均数と差はなかった。
中学校の結果
中学は国語(15問)が9.2問、数学(16問)が8.9問で、それぞれ全国(同)平均を0.4、0.2下回り、その差は前年度より広がった。英語は「聞く、読む、書く」を統合したスコアが県内は496、全国は499だった。
質問調査の結果
質問調査では、中学で「授業で工夫して発表した」(60.3%)、「課題の解決に向けて自分から取り組んだ」(70.5%)、「学んだことを生かしながら考えをまとめた」(56.5%)で、肯定的な回答が全国平均よりも低かったが、前年度からは上昇した。主体的に学びに取り組んだ児童・生徒ほど教科の平均正答率が高い傾向が見られた。
ICT(情報通信技術)を活用した取り組みでは小中とも、文章の作成、情報収集、情報の整理などで肯定的な回答が全国平均を下回った。
県教委義務教育課は「課題を分析し、今後の授業改善へとつなげたい」としている。



