東大合格者が実践するChatGPT活用法「答えをもらわず自分で考える」
東大合格者のChatGPT活用法 答えをもらわず自分で考える

東大に合格した受験生たちは、受験勉強において生成AIをどのように活用していたのでしょうか。一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事で「ドラゴン桜2」編集担当の西岡壱誠氏は、その秘訣を「答えをもらわずに、自分で考えるために使う」ことだと指摘します。

「答え」ではなく「自分の答え」を磨くために

西岡氏によると、東大合格者に共通するのは、AIにいきなり答えを求めないことです。例えば、「この英文を和訳してほしい」と頼むのではなく、「この英文の意味はこうだと思うけど、合ってる?なんでそうなるか説明して」と問いかけるそうです。これにより、自分の考えを検証し、理解を深めることができるといいます。

「自分で出した答えを磨くためにAIを使うのがポイントです。AIから先に答えをもらうのではなく、自分の考えを確認するツールとして活用する。これが成績向上につながる使い方です」と西岡氏は説明します。

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成績が下がる人の共通点

一方で、生成AIを使いこなしても成績が上がらない、むしろ下がってしまう人には共通点があります。それは「答え」を聞くことに終始していることです。「この問題の答えが知りたい」と入力し、それでわかった気になってしまう。AIが提供する「考えずにやり過ごす道」に安易に流れてしまうのです。

「AIという道具の厄介な性質は、楽な道を無限に提供してくることです。人間は楽な道があればそちらに流れやすい。だからこそ、自制心が重要になります」と西岡氏は強調します。

AIにはできないこと

塾の先生であれば、生徒が「答えだけ教えて」と言ってきても、「まず自分で考えてみて」と促します。また、ノートの途中経過を見て、試行錯誤の跡を確認し、プロセスを解説してくれます。しかし、ChatGPTにはそれができません。

「AIは、生徒が自分で苦しんで書いた英文も、丸投げで生成させた英文も、同じように扱います。『いい英文ですね』と褒めることはできても、そのプロセスを問うことはないのです」と西岡氏は指摘します。

塾なしで東大に合格した人たちは、この「楽な道に流れない自制心」をすでに持っていた。だからこそ、AIが目の前にあっても、自分で考え続けることができたのだと西岡氏は分析します。

学校や塾の本当の価値とは

AIが台頭する現代において、学校や塾の役割はますます重要になっています。AIはプロセスを評価できませんが、人間の教師は生徒の思考の過程を見取り、適切なフィードバックを与えることができます。西岡氏は「AIを上手に使いこなすには、自分で考える習慣と、それを支える人間の指導が不可欠だ」と結論づけています。

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