北海道大学の宝金清博学長は27日、アイヌ民族を対象に戦前を中心に行われた医学研究や遺骨の収集・保管を巡り、アイヌの尊厳に対する配慮が十分でなかったとして、「アイヌの人々に対し、心からお詫び申し上げる」と謝罪声明を公表した。
調査報告書の指摘
北大は同日、アイヌ研究の実態を検証した調査報告書も公表した。この中で、研究は差別や偏見を前提とした仮説を展開し、倫理的配慮を欠いていたと指摘。その上で、「現代の学術研究としても否定されるべきもの」と結論付けた。
今後の対応
また、先住民族の尊厳と権利を尊重する学術の実現に向け責任を果たすと表明し、「返還を望むすべての方々の思いにどのように寄り添うことができるのか知恵を絞り、不断の努力を続ける」と宣言した。



