トヨタの「RAV4」とマツダの「CX-5」は、いずれも世界で高い人気を誇るミドルサイズSUVの大定番モデルだ。RAV4は世界180以上の国と地域で累計1,500万台以上を販売し、2025年12月に6代目となる新型が発売された。一方、CX-5は130の国と地域で累計500万台を売り上げ、3代目は2026年5月に登場予定である。本記事では、これら2台を「サイズ」「デザイン」「内装と装備」「走りと安全性能」の各項目で比較し、最終的にまとめを提示する全5回のシリーズの第1回として、サイズに焦点を当てる。
新型RAV4のサイズ:3グレードで異なるボディ寸法
新型RAV4は「Z」「Adventure」「GR SPORT」の3グレードを展開。基本的なサイズは先代モデルから大きく変わっていない。都会的な洗練をテーマとするZ(HEVおよびPHEV)のボディサイズは、全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,680mm(PHEVは1,685mm)。Adventure(HEVのみ)は全長4,620mm×全幅1,880mm×全高1,680mmで、専用バンパーによりZ比で全長20mm、張り出したフェンダーにより全幅25mm拡大している。
GR SPORT(PHEV専用)は全長4,645mm×全幅1,880mm×全高1,685mmで、専用空力パーツの影響でラインアップ中最長となる。ホイールベースは全グレード共通で2,690mmだ。
新型CX-5のサイズ:後席とラゲッジを拡大
一方、3代目CX-5は全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,695mm、ホイールベースは2,815mm。先代の弱点だった後席とラゲッジスペースを広げるため、全長とホイールベースを115mm拡大した点が特徴である。両車ともミドルサイズSUVの目安である全長4,600~4,750mm、全幅1,800~1,860mm、全高1,650~1,750mmに収まるが、長さはCX-5がRAV4(Adventure)比で70mm長く、幅はRAV4が20mm広く、高さはCX-5が15mm高い。
駐車時の注意点:車幅1,850mm超えの現実
日本国内での使用を考慮すると、両車とも車幅が1,850mmを超えるため、一般的なパレット式駐車場(機械式上段など)ではギリギリのサイズとなる。駐車できた場合でもドアの開閉に支障をきたす可能性があり、スーパーマーケットなどでは隣車へのドアパンチに注意が必要だ。また、ミラーを出したままだと全幅が2mを超えるため、狭い道路でのすれ違いには細心の注意が求められる。
前向き駐車後にバックで出す際には、張り出したフェンダーをフェンスやブロック塀、隣車に擦らないよう慎重な操作が必要だ。特にRAV4 Adventureはフェンダーの出っ張りが大きく、最小回転半径が5.7mと大きい(CX-5は5.6m、RAV4 Zグレードは5.5m)ため、より注意を要する。一方、CX-5はホイールベースがRAV4比で125mm長く、内輪差が大きいため、狭い直角コーナーでは少し前に引っ張ってからステアリングを切り始める操作が求められる。このように、サイズ面では一長一短がある。
(写真:原アキラ)



