2025年の草津温泉の観光客数は405万人と過去最高を記録し、V字回復を遂げた。この復活を支えているのが、首都圏からのアクセス改善だ。
東京からの高速バス網が拡充
草津温泉行きの高速バスは、バスタ新宿発が多数運行されている。そのほか、バスタ東京八重洲発が1日3本、JR東京駅八重洲南口発が上野駅始発の1便を含め3本、渋谷マークシティ発が2本、吉祥寺駅発が2本、立川駅発が1本、京王八王子駅・JR八王子駅発が2本となっている。
さらに、横浜駅発が2本、白子(千葉県)発、茂原、千葉駅経由で1本、加須・行田・熊谷発(いずれも埼玉県)1本、大宮・川越発1本、ふかや花園発1本と、発着地は広範囲にわたる。
これらのバスは乗り換えなしで草津温泉の中心地、湯畑から徒歩わずか5分の草津温泉バスターミナルに到着する。バスタ新宿からの所要時間は約4時間、運賃は当日購入で4000円前後だ。
鉄道との比較とJRバス独占の理由
鉄道では在来線特急+路線バスで約3時間、6500円ほど、新幹線利用でも3時間程度で7000円ほどかかる。バスターミナルは温泉街の目の前にあり、白根山、北軽井沢、軽井沢方面のバスや温泉街の循環バスも発着する。
運行会社はJRバス関東が多く、これは長野原草津口駅から草津温泉までのバスが、もともと国鉄バスが運行を担っていた名残だ。現在もJRバスの独占である。
新路線の開設と今後の展望
今月20日からは、所沢駅発川越経由の草津温泉行き高速バスが広栄交通バスの運行により新設される。草津温泉バスターミナルは開業時は「省営自動車上州草津駅」という名称で、当時の鉄道省の運行だった。
これらのアクセス改善が、観光客数の新記録とV字回復を後押しした。



