京都府京丹後市の夕日ヶ浦観光協会は、市内の浜詰夕日ヶ浦海岸でビーチの国際環境認証「ブルーフラッグ」の取得を目指し、クラウドファンディング(CF)を開始した。「子供や孫に美しい夕日ヶ浦を残したい」との思いから、認証取得により家族で安心して遊べる海岸へと進化させたい考えだ。
ブルーフラッグ認証とは
ブルーフラッグは、国際NGOのFEE(国際環境教育基金)が実施するビーチ・マリーナ・観光船舶を対象とした国際環境認証で、水質や環境マネジメントなど4分野で厳しい認証基準が設けられている。国内では15カ所が取得しており、そのほとんどが太平洋側。浜詰夕日ヶ浦海岸が取得すれば、日本海側では若狭和田ビーチ(福井県高浜町)に次いで2カ所目となる。
CFの概要と使途
CFの実施期間は9月末まで。最終目標金額は500万円で、募集人数は500人を予定している。得られた資金は、海岸整備や増員が必要なライフセーバーの人件費などに充てるという。返礼品には、地元の新鮮な活きイカや海岸周辺の宿泊施設の割引券など多彩な品を用意し、CFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で受け付けている。
来訪者減少への対策
レジャーの多様化やコロナ禍などの影響で、浜詰夕日ヶ浦海岸への来訪者は減少。ピーク時の平成20年には約4万8000人が訪れたが、昨年は約2万2000人と半減した。同協会は「周辺事業者の高齢化も相まってライフセーバーの確保すら厳しい」と明かす。現状を打破する「攻めの一手」としてCFを行う。
同協会は「若手が減少している現状を打破して地域の海を誇りに思ってもらえる形を作り、観光全体を盛り上げていきたい」とコメントしている。



