タイで16日以降に発生した洪水により、これまでに8人の死亡が確認された。政府が28日に発表した。大雨を受けて今週末に災害地域に指定された首都バンコクでは、死者は報告されていない。
死者の内訳と被害状況
タイ防災減災局(DDPM)によると、東部のサケーオ県で5人、チャンタブリー県で2人、サラブリー県で1人の計8人が死亡した。詳細な状況は明らかにされていない。
DDPMによると、バンコクを除く全27県で50万世帯以上、約170万人が洪水の被害を受けた。
バンコクの状況と対応
首都バンコクでは、約48時間にわたる大雨で運河が氾濫し、道路が冠水した。5万2000世帯が被災し、市当局は26日に市内全域を洪水災害地域に指定した。ただし死者は報告されておらず、DDPMは水位が安定しつつあるとしている。
市内では休校措置が取られ、在宅勤務が呼びかけられた。この呼びかけに応じる市民も多く、28日朝の路上や公共交通機関は著しく人通りが少ない状態となった。
政府の見解と住民の声
政府のエッカポップ・ピアンピセート報道官は記者会見で、「バンコクの一部地域では依然として高い水位が続いている」と説明。一方で、排水システムによって水位が下がり、移動できる人が増えていると付け加えた。
タイは9月に雨期のピークを迎えるが、多くの住民からは、例年以上に被害が大きいとの声が聞こえる。