気象庁は2026年8月26日、関係省庁と連携し、「レベル5大雨特別警報が発表されたときにとるべき行動」などをまとめたチラシを作成し、公開した。地震や記録的な大雨による災害が続き、レベル4・レベル5の大雨特別警報が発表される日も珍しくない今年の夏を踏まえた取り組みとみられる。
レベル5発表時はすでに命が危険な状態
大雨特別警報は1から5まで段階的に発表され、最大のレベル5になった時にはすでに命が危険な状態だという。急に増水する可能性が高く、徒歩はもちろん、車での避難もできないとしている。避難は、市町村が発令する「警戒レベル4避難指示」までに行うよう求めている。
車は30センチの浸水で走行不能に
チラシでは、車の運転時の注意点も解説している。車はわずか30センチ程度の浸水で走行不能になる場合があるという。マフラーや吸気口から浸水するとエンジンが停止し、水深がドアの下端に達すると水圧でドアが開かなくなる。床面を超えると電気装置が損傷し、スライドドアやパワーウィンドウが動作不能になるため、脱出用ハンマーで側面または後方のドアを割って脱出するしかないとしている。
さらに、タイヤが水没すると車体が浮いて流される恐れがあるため、エンジンが停止した場合には早めに脱出するよう呼びかけている。
油断せず早めの避難を
「川の側じゃないから大丈夫」「車だから大丈夫」「水深が膝下なら大丈夫」といった油断は禁物だとし、増水した川には近づかない、冠水した道路は通らない・無理に進まない、早めに避難することが重要だとしている。居住地はもちろん、外出先でもハザードマップ等をチェックし、危険を避ける行動を選べるようにしておくことが求められる。



