環境省と気象庁は29日、関東甲信地方や東海、近畿など14都県に「熱中症警戒アラート」を発表した。各地で気温が35度以上の猛暑日となる見込みで、特に埼玉県熊谷市では39度、東京都心でも35度と危険な暑さが予想されている。
対象地域と気温予想
対象となったのは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、大阪府の14都県。環境省と気象庁は、これらの地域では熱中症のリスクが極めて高いとして、不要不急の外出を避け、室内ではエアコンを使用するなど、徹底した対策を呼びかけている。
気象庁の予報によると、29日は関東甲信地方を中心に気温が上昇し、埼玉県熊谷市で39度、東京都心で35度、名古屋市で37度、大阪市で35度の最高気温が予想されている。湿度も高いため、体感温度はさらに高くなる見込み。
熱中症予防のポイント
環境省は、熱中症予防として以下の点を強調している。まず、高齢者や子どもは特に注意が必要で、家族や周囲の人が声をかけ合うことが重要。また、こまめな水分補給に加え、汗で失われる塩分の補給も忘れずに行う。室内では冷房を適切に使用し、室温が28度を超えないよう調整する。さらに、外出時は日傘や帽子の着用、涼しい服装を心がけ、炎天下での長時間の作業や運動は避ける。
過去の熱中症被害と警戒の呼びかけ
環境省の担当者は「昨年もこの時期に熱中症による死亡者が多数報告されており、命に関わる危険な状況です。特に高齢者は室温がそれほど高くなくても発症するケースがあるため、エアコンを我慢せずに使用してほしい」と述べている。
熱中症警戒アラートは、気温や湿度、日射量などから算出される暑さ指数(WBGT)が33以上と予測される場合に発表される。環境省と気象庁は、このアラートが発表された地域では、積極的に熱中症予防行動を取るよう求めている。



