米建国250年花火でワシントンの大気汚染が一時世界最悪に、85万発打ち上げ
米建国250年花火でワシントンの大気汚染が一時世界最悪

米建国250年を祝う大規模な花火大会が行われた後、首都ワシントンの大気汚染が一時的に、主要都市の中で世界最悪となった。大気質モニタリング企業IQAirのデータによれば、7月5日午前3時から5時にかけて、ワシントンは世界で最も大気汚染が深刻な主要都市にランクされた。

記録的な花火と大気汚染の急上昇

ホワイトハウスの250周年記念事業を支援する組織「Freedom 250」によって雇われた花火会社パイロテクニコは、85万発の花火を打ち上げることで世界記録を破ることを目指していた。専門家らは、わずか40分でこれほど多くの花火を打ち上げれば、深刻な健康リスクをもたらす可能性があると警告していた。

記録的な熱波の中迎えた4日の米独立記念日では、例年のパレードやパーティー、バーベキューが混乱。クライマックスとして予定されていた色鮮やかな花火の打ち上げは、雷雨の影響で1時間以上遅れ、最終的に深夜直前に開始された。

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PM2.5濃度が基準の5倍超に

ワシントンの汚染監視機器は4日午後8時頃から数値の急上昇を記録し、地元の花火大会が始まったことを示していた。しかし、微小粒子状物質(PM2.5)の濃度はメインのショーの間に劇的に上昇し、風下で観覧していた人々の視界が煙で遮られる事態となった。

AFPが確認した市のデータによると、ある監視地点では濃度が1立方メートル当たり200マイクログラムを超えるピークを記録した。環境保護局(EPA)の24時間平均基準では、1立方メートル当たり35マイクログラムが上限とされている。つまり、一時的に基準の約5.7倍に達したことになる。

広域に「コードパープル」警報

リスクの高い人だけでなく、すべての人にとって「極めて不健康」とされる大気質を示す「コードパープル」の警報が、ワシントンおよび隣接するバージニア州、メリーランド州を含む広い地域に発令された。

スイスの大気質モニタリング企業IQAirが公的・民間のさまざまな情報源を基に集計したデータによると、5日午前3時から5時にかけて、ワシントンは世界で最も大気汚染が深刻な主要都市となった。現在は41位で、ジャカルタ(インドネシア)、キンシャサ(コンゴ民主共和国)、アディスアベバ(エチオピア)が上位3都市となっている。

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