ネパール国境の土石流、橋や道路が崩壊…各国が支援申し出、観光客約600人不明
ネパール土石流で各国支援、観光客600人不明

ネパールと中国の国境地帯で26日に発生した大規模な土石流は、国境地帯の集落などをのみ込み、壊滅的な被害をもたらした。多数の外国人観光客も巻き込まれたとみられ、各国は情報収集を進める一方、相次いで支援を表明している。

現地の悲痛な叫び

「至る所で親族が見つからずに泣き崩れている人がいる」。ネパールの首都カトマンズのアルジュン・ポクラル氏(38)は27日、読売新聞の取材にこう語った。土石流の情報を耳にした後、叔父やその10歳代の子供2人を含む親族10人の安否がわからなくなっているという。「50回は電話をかけた。橋や道路が崩壊しアクセスすることもできない」とうなだれた。

観光客約600人が巻き込まれる

現地はチベット聖地への巡礼者や登山客が訪れる地域で、多くの外国人観光客も滞在していた。ネパールの観光当局は27日、旅行会社の記録などから集計したネパールを含む30か国以上からの観光客約600人の国別人数を公開。「あらゆる手段を講じて救助にあたる」との声明を出した。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

各国の支援表明

200人超が行方不明になっているインドの外務省は27日の記者会見で、「ネパール側にあらゆる可能な支援を申し出た」とし、テントや医療品などの支援物資を積んだ航空機を現地に派遣したと述べた。中国側でも200人のインド人が支援を求めているという。

英BBCなどによると、60人超が行方不明とみられる米国も「必要な人道支援を提供する用意がある」と表明。被災地域への救援物資に充てるため、50万ドル(約8000万円)の援助を約束した。国連も26日、ネパール駐在の担当者やパートナー機関と連携し、ネパール政府を支援していくとの声明を出した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ