台風24号と秋雨前線の影響で、鹿児島県は4日夜から5日明け方にかけて大雨となり、気象庁は5日午前5時10分に屋久島町を対象に、最も危険度が高い「レベル5土砂災害特別警報」を発表した。特別警報の発表は、8月13日の千葉豪雨以来となる。
観測史上最大の降水量を記録
屋久島周辺では、4日夜と5日未明に線状降水帯が発生。屋久島町尾之間では、5日午前5時半までの24時間降水量が490.5ミリに達し、それまでの観測史上最大(386ミリ)を大幅に更新した。特別警報は午前11時30分に「レベル4土砂災害危険警報」へ切り替えられた。
気象庁は5日午前6時過ぎに記者会見し、細見卓也・予報課長が「屋久島は急峻な地形で、崖崩れや土石流の可能性がある」と警戒を呼びかけた。
道路の崩落と今後の見通し
屋久島町によると、5日午前10時時点で道路の路肩やのり面の一部が崩れている場所が複数確認されているが、けが人や家屋被害の情報は入っていないという。
台風24号は5日午前9時現在、沖縄県・久米島の北約170キロを時速15キロで南南西に進んでいる。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル。秋雨前線は本州南岸に停滞している。
6日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、九州南部200ミリ、鹿児島県・奄美地方180ミリ、東海100ミリ、関東、近畿、沖縄80ミリとなっている。



