熊本地震、2~3秒周期の横揺れが被害拡大に影響か 京大分析
熊本地震、2~3秒周期の横揺れが被害拡大か 京大

28日の熊本地震で、2~3秒の周期を持つ特徴的な強い横揺れが震源の南側の熊本県八代市などで観測されていたことが、京都大防災研究所の分析でわかった。この揺れにより、高い構造物や耐震性の低い建物で被害が拡大した可能性があるという。

同研究所の山田真澄准教授(地震学)が、震源付近の地震観測網のデータを分析した。震源から南側の同市付近では、揺れ始めから約10秒にわたって、揺れが1往復するのにかかる時間(周期)が2~3秒の大きな地震波が数回確認された。震源付近の周期は1秒程度で、地域差があった。

固有周期と被害の関連

建物には、その構造や高さなどから特に揺れやすい「固有周期」がある。一般的に周期が1秒程度では住宅などに被害が出やすく、2~3秒を超えるとより高い構造物に被害が出やすいという。同市内では、日本製紙八代工場で煙突が折れたほか、八代城跡の建物や石垣などで被害が確認されている。

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山田准教授は「今回の地震では、震源から南方向に断層の破壊が伝わった可能性があり、その方向に位置する八代市の平野部で揺れが大きくなったと考えられる」と指摘する。

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