総務省が29日に発表した住民基本台帳に基づく2026年1月1日現在の青森県人口は、前年から1万9189人減って116万6578人となった。減少率は1・62%で、1・88%の秋田県に次いで全国ワースト2位だった。県内の外国人住民数は9212人で、前年からの増加率は9・47%、全国平均は9・62%だった。
自然減1万5372人、出生数は4736人
2025年の県内の出生者数は4736人で、死亡者数は2万108人だった。出生数が死亡数を下回る「自然減」は1万5372人で、減少率1・30%は都道府県別で2番目に高かった。
年代別では、経済活動の中核を担う生産年齢人口(15~64歳)が人口に占める割合は全国で59・97%だったのに対し、県人口では54・62%にとどまった。都道府県別で9番目に低い割合だった。
外国人材の確保へ支援デスク設置
県内で働き盛りの世代が細る中、企業や県は働き手として外国人の確保を進める。約20年前から外国人の採用を進めてきた八戸市の北日本造船では、インドネシア出身者を中心に約160人が溶接や塗装に従事する。総務課の本波泰芽・課長代理は「人がいないと船が造れなくなる」と、外国人の受け入れ環境の整備に取り組む。
来日前の約1か月間、溶接の技術指導を行うほか、作業場内の掲示物は日本語と母国語を併記。2023年9月からは同国出身のアルフィアノ・アディティヤ・ファウジさん(27)が通訳として、同胞の通院に同行するなど異国の地での生活を手助けする。アルフィアノさんは「私と一緒に動ける体制を作りたい」と支援の充実に意欲を見せる。
企業の外国人採用を支援しようと、県は2025年10月、「外国人材雇用サポートデスク」を青森市に設置した。雇用手続きや採用計画の立案をサポートする。窓口相談や出張セミナーの実施件数は初年度の約50件に対し、今年度は4~6月で既に約30件に上り、外国人採用への関心の高さをうかがわせる。県総合政策課は「実際にどこに相談すればいいのかと悩んでいる方に知ってもらい、気軽に相談してほしい」と呼びかけている。



