欧州南部で山火事拡大、ツール・ド・フランス無観客開催へ 熱波で数千人避難
欧州南部で山火事拡大、ツール・ド・フランス無観客開催

記録的な熱波が欧州を襲う中、ポルトガル、スペイン、フランス、ギリシャで5日、森林火災が拡大し、数千人が避難した。自転車ロードレース、ツール・ド・フランスが無観客での開催になるなど影響が広がっている。

山火事の規模と対応

国境をまたぐ今回の山火事では、1万9000ヘクタール以上の土地が被害を受け、数百人の消防士が消火活動にあたっている。フランス南西部のペルピニャン近郊では、火災により1650ヘクタールが焼失。近隣住民は避難を始めた。

「火災が広がる速さに驚いた。火は家から300メートルに迫り、恐怖に近い状態だった」と53歳の住民は語った。

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ツール・ド・フランスへの影響

ピレネー山脈で6日に開催されるツール・ド・フランス第3ステージは、森林火災の影響により無観客で行われると発表された。地元当局者は「選手とレース運営に必要な車両のみ通過が許可され、観客はルートやゴールエリアに近づかないように求められている」と述べた。

記録的な熱波と健康被害

欧州では記録的な熱波が続いている。スペインでは今年上半期の平均気温が観測史上最高を記録し、熱中症など熱波による健康被害が原因で1000人以上が死亡した。

欧州各地では気温が再び上昇し、40度に達すると予測されている。当局は夏の山火事シーズンが約1か月早く始まったことに警鐘を鳴らしている。

専門家の見解

フランス消防隊のエリック・ベルジョイーノ大佐は「まだ7月の始まりに過ぎない。火災と戦う兵士にとって、シーズンは長くなるだろう」と述べた。今回の記録的な熱波に関して、多くの専門家は、気候変動が大きく影響しているとみている。

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