東京都は、外国からの弾道ミサイル攻撃に備え、都民らが一定期間滞在できる「地下シェルター」をJR東京駅東側地下の都八重洲駐車場(中央区)に整備する方針を固めた。付近にオフィスビルや商業施設が立ち並び、多くの人が行き交うことから整備効果が高いと判断した。
駐車場の概要と整備スケジュール
都八重洲駐車場は、東京駅から延びる八重洲通りの地下1、2階に約260台の駐車スペースを設け、延べ床面積は1万平方メートルを超える。都はミサイルによる爆風や破片、建物倒壊の危険性を念頭に、今年度から詳細調査に着手し、その後、設計などの具体的な検討を進める。完成は数年後になる見通し。
モデル事業としての位置づけ
都は都営地下鉄大江戸線・麻布十番駅(港区)に併設する防災備蓄倉庫(1400平方メートル)についても地下シェルターとして整備し、2026~27年度に本体改修工事を実施する。都八重洲駐車場は同倉庫に続く2例目のモデル事業と位置づける。
弾道ミサイル発射の背景
北朝鮮による弾道ミサイルなどの発射は相次いでおり、25年は4回、24年は11回、23年は18回。今月6日夕も少なくとも1発の弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)外の朝鮮半島東岸付近に落下したとみられる。



