東京消防庁は今夏、救急活動現場での暑さ対策として、半袖のポロシャツやファン付きベストを導入した。半袖の救急活動着の導入は、全国で初めてとみられるという。
7月1日から運用開始
7月1日に導入した。これまでの救急活動では、隊員は原則としてナイロン製の長袖の「感染防止衣」を着用していた。血液や嘔吐物などへの接触による感染を防ぐための装備だが、感染のおそれがない現場と判断した場合は、ポロシャツやファン付きベストだけで活動できるように運用を見直したという。
背景に猛暑日増加と熱中症リスク
救急指導課によると、東京都内では2025年に最高気温35度以上の「猛暑日」は29日あった。救急活動後に体調不良を訴えるなど、熱中症が疑われる隊員も複数いたといい、暑さ対策が課題になっていたという。担当者は「感染対策の水準は保ちつつ、年々高まる熱中症リスクに対応する必要がある」と話している。



