酒気帯び勤務の東海汽船、改善計画提出へ 関東運輸局が聴聞
酒気帯び勤務の東海汽船、改善計画提出へ 関東運輸局が聴聞

東京と伊豆諸島間を結ぶ東海汽船で酒気帯び状態での勤務など複数の法令違反があった問題で、国土交通省関東運輸局は21日、事業停止命令などの行政処分案について同社から意見を聞く聴聞を行った。運輸局は聴聞の結果を踏まえ、9月にも正式に処分を出すとみられる。

改善計画の提出方針

東海汽船では外部の専門家による特別調査委員会を設置し、調査を進めている。関係者によると、同社は調査結果を踏まえた上で、海上運送法に基づき違反への改善計画を関東運輸局に出す方針を伝えたという。

同法では、離島航路の事業者に限っては改善計画が出された場合、実効性などを踏まえて、処分を事業停止命令から船の使用停止などに軽減できる。

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確認された違反行為

関東運輸局が今年に入って臨時監査をしたところ、東海汽船では複数の船で、旅客の乗船口を閉じないまま運航▽周囲の安全確認などを担う当直乗組員が酒気帯び状態で勤務▽勤務前のアルコール検査で別人が替え玉――などが確認された。違反行為の点数は、海上運送法上の事業停止命令の基準を超えたという。

会社の概要

同社は1889年設立。大型客船「さるびあ丸」やジェット船などで、東京や熱海から大島、八丈島などの離島を結んでいる。

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