兵庫県の内部告発問題を巡り、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志被告(58)が奥谷謙一県議(40)に対して行った脅迫や名誉毀損などの疑いについて、神戸第2検察審査会は脅迫容疑を「不起訴不当」と議決した。6月24日付。立花被告は別の県議への名誉毀損罪で既に起訴されている。
脅迫容疑の内容と議決の詳細
不起訴不当とされたのは、立花被告が県知事選期間中の2024年11月3日、奥谷氏の自宅兼事務所前で「出てこい奥谷」「自死されても困るのでこれくらいにしておく」などと発言したとする脅迫容疑だ。同審査会は議決で、「自宅前で被害者を糾弾する内容の演説を行うことは、一般人であれば恐怖を感じる」と指摘。「自死」という言葉の使用について、「人を畏怖させるに足りる程度の害悪の告知であると判断する」とした。
再捜査と今後の手続き
神戸地検は再捜査を行い、立花被告の起訴の可否を改めて判断する。再び不起訴とした場合、再度の審査は行われず、事件の手続きは終結する。一方、同審査会は、奥谷氏に関する虚偽の内容をSNSに投稿したとする名誉毀損容疑などについては「不起訴相当」と議決した。
背景と影響
この事件は、兵庫県の内部告発問題に端を発し、立花被告が県議らに対する脅迫や名誉毀損行為を行ったとして書類送検されたもの。検察審査会の議決は、市民感覚から見て不起訴が不当であるという判断を示したものであり、今後の同種事件の捜査に影響を与える可能性がある。



