須崎市のアンダーパスで冠水前の事前通行規制を全国に先駆け運用開始
須崎市のアンダーパスで冠水前の事前通行規制を運用開始

千葉県の豪雨でアンダーパスが冠水し、車が水没して2人が死亡した事故を受け、国土交通省は須崎市を含む全国6か所の国道で、冠水前の予防的な事前通行規制の運用を始めた。

規制区間と条件

土佐国道事務所によると、国道56号「須崎市神田アンダーパス」の規制区間は、須崎市吾井郷乙―桐間西の延長2.3キロ。2022年7月の冠水を受け、規制の対象になったという。

規制を実施する条件は、レベル4大雨危険警報の発表、時間雨量が75ミリに到達(予測を含む)、道路管理者や警察が冠水の可能性があると判断した場合。同事務所は「ドライバーは通行止めや防災気象情報を確認し、万全の注意を払ってほしい」としている。

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周辺の影響と市の対応

周辺はスーパーや家電量販店、ホテルなどが集まる商業地域。ただ、迂回路となる旧国道に通じる道路などもあり、中川雄大・市建設課長は「他にも迂回路の生活道が多くあり、市民生活への影響も少ないのでは」とし、楠瀬耕作市長は「安全対策として事前規制は必要なこと。市のホームページなどで周知していく」と述べた。

買い物などで週3回はこのアンダーパスを通る同市吾桑のガソリンスタンド従業員、高橋淳さん(50)は「回り道は不便だが、危険性があるなら規制してくれた方が安心できる」、買い物や仕事などで月に1回ほど通る四万十町興津の農業、伴ノ内平さん(62)は「川も近いため気をつけて運転したい」と話した。タクシー会社「しんじょうハイヤー」運行管理者の谷脇和幸さん(68)は「以前にも冠水したことはあったが、問題なく対処できた。旧道や生活道など回り道はいくつかあるので、影響は特にないと考えている」と語った。

県内の状況と今後の対策

県道路課によると、アンダーパスは県内に39か所あり、2022年7月には台風4号の影響で、いの町波川の県道土佐伊野線のアンダーパスが冠水した。浜田知事は4日の記者会見で「冠水が発生したら、速やかに通行規制を実施する。今後は車両の進入を防止するため、通行止めの表示や監視機能を強化していきたい」と述べた。

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