さいたま市は7日、2027年度の予算編成方針を発表し、345億円の収支不足が見込まれると明らかにした。不足額は現在の計算方法を始めた19年度以降で過去最大となる。
歳入は人口や個人所得の増加により市税収入などが増え、今年度当初比372億円増の7256億円を見込む。一方、歳出は441億円増の7601億円の見込みだ。
歳出膨らむ主因は建設事業費と社会保障費
市財政課は歳出が膨らむ主な要因として、学校施設の改修・整備や公共施設の老朽化対策などを挙げる。これらの普通建設事業費は、今年度当初比約1・4倍の948億円を見込む。
さらに、福祉や子育てなどの社会保障に関する支出も歳出を押し上げる要因となっている。
収支不足への対応と今後の見通し
市財政課は収支不足に対応するため、「歳出全般の見直しを行う」とする。だが、物価高騰や金利の上昇によって不足額は今後も拡大する見込みで、財政調整基金の取り崩しや市債の増発は避けられない見通しだ。



