名古屋で1時間104.5ミリ、東海豪雨超え…東海3県で避難指示265万人
名古屋で1時間104.5ミリ、東海豪雨超え…避難指示265万人

8日の記録的な大雨で、愛知、三重、岐阜の東海3県で出された避難指示は計132万世帯265万人に上った。名古屋市内では各地で冠水が発生し、公共交通機関がストップ。ターミナル駅には帰宅困難者があふれた。愛知、岐阜両県を流れる庄内川には「レベル5氾濫特別警報」が発表され、住民らが避難を急いだ。

名古屋で観測史上最大の雨量

今回の大雨では、名古屋市千種区で8日午後4時53分までの1時間降水量が104・5ミリに達し、2000年9月の東海豪雨時の97・0ミリを超えて観測史上最大となった。

東海地方で大雨となったのは、本州付近に停滞する秋雨前線の活動が活発化したためだ。気象庁によると、台風24号から変わった四国沖の熱帯低気圧と、日本の東にある高気圧から暖かく湿った空気が前線に流れ込み、合流地点となった東海地方で雨量が増えたという。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

庄内川でレベル5特別警報

レベル5氾濫特別警報が発表された庄内川は、2000年9月の東海豪雨で越水した。各地で堤防決壊なども相次ぎ、名古屋市内を中心に住宅など約7万棟が浸水し、愛知県や岐阜県などで計10人が死亡した。

8日夜に記者会見を開いた国土交通省の島本和仁・河川環境課長は庄内川について、「水位は下降傾向になりつつあるが、高い状態であることは間違いない」として、浸水リスクのある地域では車の移動を控えるよう呼びかけた。

東京でも氾濫危険警報、今後の見通し

また、東京都内を流れる野川・仙川や善福寺川、石神井川でも同日夜、「レベル4氾濫危険警報」が発表された。稲城市や三鷹市では「レベル4土砂災害危険警報」が出された。一方、東京・伊豆諸島の3町村に出されていた「レベル5土砂災害特別警報」は、8日未明に「レベル4土砂災害危険警報」に切り替えられた。

同庁によると、前線の停滞は10日にかけて続く見込みで、近畿や東海で9日夕までに線状降水帯が発生する恐れがある。同日夕までに予想される24時間降水量は多い所で、関東甲信と四国250ミリ、東海と近畿200ミリなど。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ