最大震度7を観測した熊本地震を受け、宮城県石巻市に本部を置く一般社団法人「日本カーシェアリング協会」が支援活動を開始した。最初のトラック1台が30日午前に出発し、現地で住民や支援団体向けに車の無償貸し出しを行う。協会は被災初期に必要となる台数を150台と見込み、車の寄付や運搬ボランティアを募集している。
初のトラックが出発
トラックは陸路で被災地に向かい、31日夜に到着する予定。運搬を担当する男性ボランティア(58)に対し、吉沢武彦代表理事(47)が「無理しないで、安全運転で」とカギを渡し、スタッフらと手を振って見送った。
生活の足を失った被災者を支えるカーシェアの取り組みは、2011年7月に東日本大震災をきっかけに石巻で始まった。以来、地震や水害の被災地で貸し出し実績を重ね、現在は寄付された約570台のトラックや乗用車を準備し、即応できる態勢を整えている。
熊本支部も活動開始
全国に支部が7か所あり、熊本県には今年4月に設置したばかり。熊本支部のスタッフによると、地元の社会福祉協議会には30日時点で既に30台の貸し出し要請が寄せられているという。
吉沢さんは「家屋被害がひどく、膨大な量の片づけが必要になってくる。一日でも早く日常生活を取り戻す力になりたい」と語る。
一方、栃木県や鹿児島県の豪雨災害など、複数の支援が同時並行で続く中での活動となるため、「私たちの手持ちの車では足りない。ぜひ車の寄付を通じてバックアップしてほしい」と呼びかけている。



