熊本地震の被災地では5日も晴天となり、熊本地方の最高気温は39度が予想されている。被災者らが炎天下で片付けなどに追われる中、行政などは暑さへの対応にも力を入れている。
最大震度7を観測した熊本県宇城市で避難所となっている「小川防災拠点センター」では、福岡市から派遣された水素で走る燃料電池バスを暑さ対策に活用している。電源確保用に配備されたが、体調が優れない避難者がいるとの声を受け、車内の冷房を生かし、一時的な休憩場所としても使うことにした。
避難者からは感謝の声
5日午前、家族3人で飲み物などを受け取りにきた小学5年生(11)は「涼しい風がきて気持ちいい。生き返る」と笑顔を見せた。自宅の片付けをしているという父親(51)は「熱中症が心配。涼める空間があって助かる」と話した。
台風13号の影響で天候は下り坂
気象庁によると、台風13号が小笠原諸島付近を西に進んでおり、熊本県では6~11日に曇りや雨となる見込み。最高気温は11日にかけて35度前後まで上昇する見通し。
国は5日午後から熊本県八代市の八代港に停泊させた防衛省の船舶「はくおう2」で医療支援を始める。内科診療やけがの治療のほか、熱中症への対応も行う。
被害状況
熊本県によると、5日午前7時半現在で、死者は38人(災害との関連調査中と、熱中症疑いの各1人を含む)に上っている。住宅被害は全壊699棟を含む1万3690棟。県内12市町の避難所に7269人が避難している。



