高知県内のアンダーパス39か所、冠水注意の路面表示で対策強化
高知県内アンダーパス39か所、冠水注意の路面表示で対策強化

千葉県内の豪雨でアンダーパス(道路や線路の下を通る道)が冠水し、車が水没して死者が出たことを受け、高知県内でも対策強化の動きが出始めている。県などによると、県内のアンダーパスは39か所あり、高知市内では過去に車が水没する事故があったという。

国道4か所で路面表示の塗装工事

国土交通省土佐国道事務所は、管轄する高知市と須崎市の国道にあるアンダーパス計4か所で、ドライバーに注意を促す路面表示の塗装工事を進めている。対象は、大雨で冠水の危険性がある場合に事前に通行止めとする「予防的通行規制」を実施することが決まった須崎市の国道56号と高知市の国道33号の計4か所。高知市内の1か所は一部が県道で、県と協議し、県道側にも表示されることになった。

表示は、運転手が早く気づけるよう、入り口手前から「この先 冠水注意」「冠水注意」「冠水注意」と3段階で目立つように配置。赤を基調に白文字で道幅いっぱいに示され、「この先 冠水注意」は長さ23メートル、「冠水注意」はそれぞれ長さ14メートルにわたって描かれている。

県道や高知市でも対策を検討・強化

県が管轄する県道では、安芸市、香美市、南国市、いの町、中土佐町の計5か所にアンダーパスがある。いの町では2022年7月と2023年8月に台風の大雨で冠水被害が起きており、県道路課の担当者は「予防的な事前規制を含めて対策を検討している」と話す。

高知市では、入明町と比島町の2か所のほか、布師田と春野町の地下道計6か所を含む計8か所にアンダーパスがある。入明町では2014年8月の大雨で冠水し、車1台が水没したが、けが人はなかったという。入明町と比島町には冠水をセンサーでキャッチする電光掲示板が設置されているが、市道路管理課は「路面表示などを施してさらに対策を強化する」としている。