商店街火災で広島の企業が無償エアコン設置支援、被災者に専門技術を提供
商店街火災で広島企業が無償エアコン設置支援

島根県出雲市今市町の商店街「サンロードなかまち」で発生した大規模火災を受け、被災者の生活再建を支援する動きが広がっている。電気・通信工事業の岩成電工(広島市)は、公営住宅に移った被災者に対し、エアコンの取り付け工事を完全無償で行うことを決定した。出雲市出身の社員が全体の2割を占める同社は、「自分たちの専門技術で郷土の役に立ちたい」と市総合ボランティアセンターに申し出た。

熱中症リスクに対応、エアコン設置を迅速に

同社によると、夏季には家電量販店などでエアコンを購入しても、取り付け工事の順番待ちで設置まで1~2か月かかるケースが少なくない。被災者には高齢者も多く、熱中症対策としてエアコンの早期設置が急務であることから、施工技術と工事人件費をボランティアとして全額無償にする方針を固めた。

郷土への思いが原動力に

岩成電工の社員の2割が出雲市出身で、同市大社町には出雲大社営業所を構える。岩成輝星社長自身も小学生時代から出雲市で育ち、被災した商店街は通学路だったという。火災発生当日、岩成社長は岡山県倉敷市にいたが、要請を受けて現場に急行。火災エリアの計画停電に伴い、アーケードの屋根に上って作業を実施した。

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岩成社長は「被災者の方には迅速に安心した生活を送ってほしい。今市町は思い出のある地域でもあるため、できる限りのことは力になりたい」と語っている。

支援内容と問い合わせ先

同社はエアコン取り付け工事のほか、専用コンセントの増設や配線整備、電気・通信インフラの災害復旧補助も完全無償で対応する。ただし、エアコン本体の購入は被災者自身が行い、取り付け工事に必要な部材・材料一式の費用は実費負担となる。問い合わせは岩成電工(電話:070-8587-2296、メール:iwanaridenkou.torihiki@gmail.com)まで。

市総合ボランティアセンターも無料支援

出雲市総合ボランティアセンター(松寄下町)も、被災者の困り事に対応する災害復旧ボランティア活動を開始。登録ボランティアが、被災現場での思い出の品の捜索や、汚れた写真の洗浄などを無料で行う。希望者は事前に困り事の内容を相談する必要がある。センターは「どんな小さなことでも遠慮なく相談してほしい」と呼びかけている。問い合わせは土日を含む午前10時~午後5時、同センター(0853-21-5400)で受け付けている。

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