東京都台東区の上野公園で11日、熱中症とみられる体調不良者が相次いで搬送され、警視庁と東京消防庁が緊急対応に追われた。午後2時には気温が37.2度に達し、猛暑日となった。
搬送者数と対応
警視庁によると、午後3時までに少なくとも15人が熱中症の症状で病院に搬送された。多くは軽症とみられるが、高齢者や子どもを含む。東京消防庁は公園内に臨時の救護所を設置し、来場者に冷却シートや飲料水を配布した。
公園を管理する東京都は、公式サイトやSNSで注意を呼びかけるとともに、噴水広場や日陰エリアを開放。また、熱中症警戒アラートが発令されたことを受け、不要不急の外出を控えるよう訴えた。
来場者の声
観光で訪れた埼玉県の女性(42)は「突然めまいがして、係員に助けられた。冷却シートをもらい、日陰で休んだら回復した」と話した。一方、近くの飲食店店主は「例年より来場者が多く、熱中症リスクが高い」と指摘する。
気象庁の見解
気象庁は、この日関東地方に熱中症警戒アラートを発表。上野公園の気温は午後1時には35.8度を観測し、その後さらに上昇した。同庁は「湿度も高く、特に屋外での活動は控えるべき」と警告している。
今後の対策
東京都は今後、公園内にミストシャワーや給水所を増設する方針。また、熱中症対策として、イベント開催時には事前に冷却グッズの配布を検討するという。



