人工哺育で育てられ、母親代わりにオランウータンのぬいぐるみを抱える姿が人気となった、市川市動植物園の雄のニホンザル「パンチ」が26日で1歳になる。黒っぽかった毛は成長するにつれ、他のサルと同じ茶色になった。他の子ザルたちとじゃれて毛繕いをし合うなど、サル山に順調に溶け込んでいる。
体重増加と仲間との交流
同園によると、約500グラムだった体重は約2.5キロ~3.0キロ(推定)まで増えた。バックヤードには、オランウータンのぬいぐるみを置いているが、サル山に持ち出すことはなくなった。サル山では4月以降に十数匹の赤ちゃんが誕生し、「お兄ちゃんザル」になった。
安永崇・市動植物園課長は「パンチの毛が茶色になり、他のサルと見分けがつきにくくなったが、群れの中で生きていくうえでいいこと」と話す。
国内外から届いたバースデーカード
同園がパンチのバースデーカードを募集したところ、国内外から2500枚以上が届いた。このうち約1000枚が同園レストハウス棟に展示されている。
「応援していたつもりが励まされていた」(タイ)、「あなたはあたたかな太陽のように人の心を明るく照らしてくれる存在」(台湾)などとつづられている。
同園に10回通い、パンチの成長を見守ったという柏市の女性(53)は、夫(58)が撮影した写真で「PUNCH」の文字をデザインしたカードに、「パンチくんを応援してます!」と書いた。



