広島県福山市は、6月の大雨で決壊し、周囲の民家に浸水被害を引き起こした農業用ため池「南迫池」(新市町)を廃止すると発表した。年度内に廃止工事を始め、2027年度末までには完了させる予定。
決壊による被害と廃止の経緯
山中にある南迫池は、6月27日未明に決壊。水路が氾濫して3棟が床上浸水、14棟が床下浸水し、周囲の田畑にも土砂が流入した。
住民らでつくる管理団体が7月、市に廃止を要望した。市は県と協議し、年度内に測量、設計などを経て廃止工事に着手したい考え。工事は水がたまらない工法を採用するという。
他のため池への対策
市は南迫池近くの「森新池」も同様に廃止を決めた。他のため池については、遠隔監視システムや水位計の設置箇所数を増やすという。
枝広直幹市長は「安全対策を強化するため、各種工事を進めるとともに、低水位での管理の徹底を呼びかけたい」としている。



