警視庁は21日、東京・羽田空港の駐車場で現金約1億9000万円を奪おうとしたとして、住居・職業不詳の小山義翔容疑者(20)ら4人を強盗未遂の疑いで逮捕したと発表した。認否は明らかにしていない。
事件の概要
暴力団対策課によると、逮捕されたのは小山容疑者のほか、少年(16)と20代の男2人。4人は1月30日午前0時10分ごろ、羽田空港第3ターミナルの駐車場で、50代の男性の顔に催涙スプレーをかけ、約1億9000万円が入ったバッグを奪おうとした疑いがある。
男性は当時、車の脇でバッグから現金を袋に移し替える作業をしていた。小山容疑者らはその車に近づき「何してんの」と声をかけ、男性の顔に催涙スプレーを噴射。さらに車のミラーを警棒で叩いた疑いがある。被害者の車には複数の男性が乗っており、小山容疑者らはその場から逃走したという。
逃走車両と事前情報
逃走に使われた車は、神奈川県厚木市内の河川敷に乗り捨てられていた。ナンバープレートは外され、車内には消火剤がまかれていた。警視庁は、小山容疑者らが事前に多額の現金が運ばれる情報を入手し、使用される車の種類やナンバー、停車位置などを把握していたとみている。
関連事件
事件の約2時間40分前には、東京・上野の路上で現金約4億2000万円が入ったスーツケースが盗まれる事件が発生。暴力団組員の男らが窃盗罪で起訴されている。警視庁は羽田の事件との関連を調べている。
また、事件の直前には、同じ駐車場内で別の20代の男性がバッグを盗まれそうになる被害があり、4人は窃盗未遂容疑で逮捕されていた。4人が現金入りのバッグと勘違いして狙った可能性がある。



