家宅捜索中暴行の元巡査部長に有罪判決 大阪地裁
家宅捜索中暴行の元巡査部長に有罪判決

大阪地裁(荒木未佳裁判長)は29日、家宅捜索中に捜査対象者を殴ったとして、特別公務員暴行陵虐罪に問われた大阪府警捜査4課の元巡査部長、人見寛大被告(36)に対し、拘禁刑1年執行猶予3年(求刑拘禁刑1年)を言い渡した。

判決は「捜査目的から見ておよそ必要のない行為だった」と指摘し、「捜査に名を借りた暴力というべき行為が許されないことは捜査の基本」と批判。被告の刑事責任は軽視できないとしながらも、法廷で反省の弁を述べていることなどを考慮し、執行猶予を付けた。

事件の概要

判決によると、人見被告は共謀して昨年7月15~16日、国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」の捜査で大阪市西区のビル一室を家宅捜索中、捜査対象者の男性のスマートフォンを顔認証システムで解除する際に、男性を殴った。

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この事件では、人見被告ら捜査4課の元警察官6人が同罪で起訴(うち4人は在宅起訴)され、これまで5人が執行猶予付きの有罪判決を受け、控訴せずに刑が確定している。

懲戒処分の状況

府警は、暴行事件をめぐって起訴された6人のうち、家宅捜索の現場責任者だった元警部補と、元巡査部長の2人を懲戒免職にした。在宅起訴された人見被告ら4人と、捜査を指揮した警部は停職6カ月とするなど、計12人を懲戒処分にしている。

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