宮城県塩釜市の港で今年3月、海上保安庁の巡視船から重油が流出し、水産物に被害が出た問題に関する会合が23日、仙台市で開かれ、鈴木憲和農相は周辺海域で重油が確認されなくなったとして、養殖漁場の安全宣言を行った。
県と海保が重油成分の確認結果を報告
会合で県と海保は6月以降、周辺の海水や海底で重油成分は確認されなかったと報告した。海保は養殖のワカメやコンブ、ノリなどの水産物被害を賠償するため7月までに計約5億5000万円を各漁協に支払ったと説明。今後も被害が確定次第、速やかに賠償する方針を示した。
流出の原因と漁協の要望
重油は3月24日深夜から翌日未明までに計14.8キロリットルが流出。海保は6月、重油を燃料タンクに送るポンプの自動制御ボタンを機関士が押さず、警報も鳴らずあふれ出たことが原因と公表した。県漁協の鈴木政志代表監事は「組織的な対策を進めてほしい」と取材に述べ、支援の継続も求めた。



