米で卵不足深刻、鳥インフルで価格高騰 ケンタッキーも制限
米で卵不足深刻、鳥インフルで価格高騰 ケンタッキーも制限

米国では、鳥インフルエンザの大流行により鶏卵の供給が逼迫し、価格が高騰している。この影響は消費者のみならず、大手外食チェーンにも及んでおり、ケンタッキーフライドチキン(KFC)などがメニューに制限を設ける事態となっている。

卵価格、前年比で約2倍に

米労働省が発表した消費者物価指数によると、2025年1月の卵価格は前年同月比で約2倍に上昇。12月からの1カ月間でも約15%値上がりしており、家計への負担が増している。原因は、2024年後半から続く高病原性鳥インフルエンザの流行だ。米国農務省(USDA)のデータでは、2024年12月時点で約1700万羽の採卵鶏が殺処分され、供給量が大幅に減少した。

KFC、卵使用メニューを制限

この卵不足を受け、KFCは一部店舗で卵を使ったメニューの提供を一時的に停止。同社は声明で「供給業者からの卵の調達が難しくなっており、安定した品質を保てないため」と説明している。また、他の外食チェーンでも卵の使用量を減らしたり、代替品を活用する動きが見られる。卵不足は朝食メニューを中心に影響が広がっており、レストラン業界全体に打撃を与えている。

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専門家、回復には数カ月と予測

USDAの経済学者は「鳥インフルエンザの終息と新たな採卵鶏の導入には少なくとも数カ月かかる」と指摘。価格が落ち着くのは早くとも2025年半ば以降とみられる。また、農家は防疫対策の強化を迫られており、長期的な生産コストの上昇も懸念されている。消費者団体からは「政府による価格監視や備蓄放出などの対策を求める声」も上がっている。

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