Riot Games、アンチチート「Vanguard」をゲーム起動時のみ動作に変更
Riot Games、Vanguardをゲーム起動時のみ動作に

米Riot Gamesは2026年6月24日、同社が提供するゲーム向けにバンドルしているアンチチートシステム「Vanguard」のアップデートを実施し、新たに「Pre-Check」機能をリリースした。この機能により、Vanguardは対象ゲームの動作時以外は無効化できるようになる。

Vanguardの常駐問題とプライバシー懸念

Vanguardは、Riot Gamesが提供する『リーグ・オブ・レジェンド』や『VALORANT』などで使用されているアンチチートシステム。従来はWindows起動前後からシステムの整合性を担保する強力な防御機能を提供していたが、常駐することからプライバシーへの懸念が指摘されていた。

今回のアップデートにより、VanguardはWindows起動時に自動的に起動するのではなく、ゲーム開始時に起動し、ゲーム終了後にシャットダウンできるようになった。このオンデマンドモードにより、プレイヤーはゲームをプレイしていない間、Vanguardが動作しないことを選択できる。

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厳格な動作条件

ただし、この機能を利用するには極めて厳格なハードウェア・ソフトウェア条件が課される。Windows 11バージョン25H2以降で、セキュアブート、TPM 2.0、IOMMU、仮想化ベースセキュリティ(VBS)、ハイパーバイザー保護コード整合性(HVCI)のすべてが有効化されている必要がある。Vanguardは動作環境を自己診断し、条件を満たした場合のみオンデマンド動作を有効化する。

Riot Gamesは公式X(旧Twitter)で「Starting later today, Vanguard will be able to run in on-demand mode for players on Windows 11. You just need to enable some optional security features for your motherboard, and your taskbar can have 256 of its pixels back.」と投稿し、本機能の開始を告知した。

今後の展開

このアップデートにより、プライバシー懸念の軽減が期待される一方、条件を満たさない環境では従来通り常駐モードが継続される。Riot Gamesは今後もセキュリティとユーザー体験のバランスを追求していくとみられる。

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